大円筋ストレッチ・小円筋トレーニングで整えて、四十肩予防!!
大円筋・小円筋とは?
大円筋も小円筋も肩甲骨から上腕にかけて付着している筋肉です。
付着部は似たものになりますが、作用はまったく異なる働きをしています。
大円筋は主に‘’腕を内に捻る‘’動作で使われます。
小円筋は主に‘’腕を外に捻る‘’動作で使われます。
日常生活では主に腕を内に捻られた巻き肩の状態がほとんどのため、大円筋ばかり使われ、小円筋が使われない傾向があります。
したがって、大円筋はストレッチ&小円筋はトレーニングで強化することでバランスを整えていきましょう!
大円筋
起始:肩甲骨の下角
停止:上腕骨の結節間溝
小円筋
起始:肩甲骨の外側縁
停止:上腕骨の大結節
どのような動きか?
大円筋
大円筋は広背筋のように腕を上から下に下げる動き。腕を内に捻る作用があります。
また、腕を体側に引き寄せる作用もあります。
日常生活での動作(大円筋)
・デスクワークやスマホ操作など腕が体より前に出ている状態
・ドアを開ける動作
小円筋
小円筋は腕を外側に捻る動き、腕を後ろに引く動作、上腕骨の骨頭を支持し、肩関節を大きくサポートしています。
日常生活での動作(小円筋)
・ラケットスポーツのテイクバック
整っていないとどのようなデメリットがあるか
大円筋は主に腕を内に捻る作用、小円筋は腕を外に捻る作用、肩の安定化の作用があります。
日常生活での姿勢を考えてみると、デスクワークなど腕が体より前方にきて、首が前に傾き、背中が丸まる姿勢が多いと思います。
この場合、大円筋は過度に使われ緊張しやすく、小円筋は逆に弱化しやすくなります。
これが状態化すると、肩の前方組織が硬くなり、結果として上腕骨が前方に出てきます。
小円筋などの肩の安定化を図る筋肉は弱化しているので、腕を上げたりすると肩の筋肉が骨に挟まり痛めたりケガのリスクが上がります。
また、一般的に巻き肩だと肩がすくむような姿勢になるので、見た目的にも綺麗ではないので、早めのケアで整えていくことをオススメします!
大円筋ストレッチ
・手のひらを上に向けます
・腕を伸ばして四つ這いになります
小円筋トレーニング
・肘を前に出し、肩と肘を90°に曲げます
・肘を支点にしてダンベルを上に挙げます
公式のInstagramにストレッチ、トレーニングの動画が載っていますので是非参考に見てみてください。
https://instagram.com/advance.setagaya?igshid=MXFiYXVmbG56OXdpNw==
ただトレーニング、ストレッチをするのではなく意識をして筋肉を動かすことでより正しく体が使えます。マッサージで体を楽にするのも良いですが、自身の体を理解してトレーニング、ストレッチを行ってみるのはいかがでしょうか。