広背筋をほぐして・鍛えて・整えて猫背、肩コリとは無縁な身体に!
広背筋とは?
広背筋は骨盤から腕にかけて付着している筋肉で、広く平たい筋肉のため、様々な筋肉と協働して動くことの多い筋肉です。
ほかの筋肉と協働して動くため、使う意識がしづらく、筋力低下しやすくなります。
広背筋がうまく使えないと背中が丸まる猫背や肩・腰の不安定化といった不調をきたすことがあるかもしれません。
また、広背筋は上半身の力をサポートする役割があるため、うまく力発揮ができなくなる可能性があります。
広背筋
起始:T7~T12椎骨、L1~L5椎骨および仙骨の棘突起、胸腰筋膜、肩甲骨の下部、腸骨稜の後部1/3、第9~第12肋骨
停止:上腕骨の結節間溝
どのような動きか?
広背筋は腕を前から後ろに引く動き、腕を上から下に閉じる動き、肩関節内で腕を内に捻る動き、体を側方に倒す動きで主に使われることが多いです。
日常生活での動作
・ドアを開ける動作
・懸垂で引き上げる動作
・水泳で水をかく動作
・柔道で相手を引き寄せる動作
整っていないとどのようなデメリットがあるか
・猫背
猫背姿勢のとき、広背筋は引き延ばされた状態のため、うまく上体の保持ができません。
広背筋は骨盤から腕にかけて生えている筋肉のため、うまく使えるようになると姿勢保持も楽にできるようになります。
・肩・腰の不安定化
広背筋は肩甲骨や腰部に付着しているため、動きが悪くなると肩甲骨の動きも悪くなったり、肩の故障の原因になったりします。
また、広背筋の筋力が充分でないと腰部の安定性が低下し、腰痛を引き起こすこともあります。
・上半身のパフォーマンス低下
広背筋は背中のサポート役として腹筋群といっしょに体幹保持の役割を果たします。
広背筋のパフォーマンス低下は日常生活やスポーツパフォーマンスに影響を及ぼすこともあります。
動きを出すためのストレッチ
広背筋ストレッチ
・四つ這いになります
・右手を左手に重ねます
・骨盤を左に倒して、右の脇腹あたりを伸ばしていきます
・片方15-30秒程行い、両方行っていきましょう
正しく使うためのトレーニング
広背筋トレーニング
・うつ伏せで寝て、腕を伸ばしていきます
・胸を張りながら肘を腰にぶつけるように肘を引いていきます
・肩を落として胸を張ると広背筋に効かせやすくなります
公式のInstagramにストレッチ、トレーニングの動画が載っていますので是非参考に見てみてください。
https://instagram.com/advance.setagaya?igshid=MXFiYXVmbG56OXdpNw==
ただトレーニング、ストレッチをするのではなく意識をして筋肉を動かすことでより正しく体が使えます。マッサージで体を楽にするのも良いですが、自身の体を理解してトレーニング、ストレッチを行ってみるのはいかがでしょうか。