ロコモティブシンドロームのセルフチェック・診断テストのやり方【完全版】

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2026.09.15

ロコモティブシンドロームのセルフチェック・診断テストのやり方【完全版】

「7つのロコチェックに当てはまったけど、実際どれくらい深刻なんだろう?」
「もっと正確に自分の状態を知りたい」

7つのロコチェックで当てはまる項目があった方は、次のステップとして日本整形外科学会が提唱する、より詳しい公式の診断テストを試してみましょう。

本記事では、オリンピック日本代表の施術も手掛ける国家資格者の視点から、「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」「ロコモ25」という3つの公式テストのやり方と、判定結果の見方について詳しく解説します。

代表 横田就馬

監修・執筆者

ADVANCE世田谷鍼灸整骨院
代表 横田就馬(柔道整復師)

ロコモ度テストとは

ロコモ度テストとは、日本整形外科学会が開発した、「移動する能力」を客観的に評価するための3つのテストの総称です。7つのロコチェックが簡易的な気づきのきっかけであるのに対し、ロコモ度テストは実際に体を動かして測定する、より詳しい評価方法です。

ロコモ度テストを構成する3つのテスト
  • 立ち上がりテスト:下肢の筋力を測定
  • 2ステップテスト:歩幅から歩行能力を測定
  • ロコモ25:25個の質問による、心身の状態に関する問診

この3つの結果を組み合わせて、「ロコモ度1」「ロコモ度2」「ロコモ度3」という段階で総合的に判定します。次の章から、それぞれのテストのやり方を詳しく見ていきましょう。

①立ち上がりテスト(下肢の筋力チェック)

立ち上がりテストは、高さの異なる台からの立ち上がりやすさで、片脚・両脚の筋力を測定するテストです。ご自宅にある安定した台や椅子を使って、安全な環境で行いましょう。

やり方の流れ
1
40cm程度の高さの台に座り、腕を組んだ状態で、反動をつけずに片脚で立ち上がれるか確認する

2
片脚で立ち上がれた場合は、台の高さを30cm、20cm、10cmと低くしながら同様に確認する

3
片脚で立ち上がれない場合は、両脚を使って同じ高さから立ち上がれるか確認する

安全に行うための注意点

転倒のリスクがあるため、周囲に物がない安全な場所で、必要に応じて壁や手すりに手を添えられる状態で行ってください。バランスに不安がある方は、無理をせず、ご家族に見守ってもらいながら行うと安心です。

より詳しい実施方法は、動きを見ながら確認できる日本整形外科学会公式の立ち上がりテストのガイド動画もあわせてご覧ください。

②2ステップテスト(歩幅のチェック)

2ステップテストは、できるだけ大股で2歩歩いた距離から、歩幅や下肢の筋力・バランス能力を測定するテストです。

やり方の流れ
1
スタートラインに両足のつま先を合わせて立つ

2
できるだけ大股で2歩歩き、両足をそろえる(跳ばないように注意)

3
スタートラインから、着地した足のつま先までの距離(cm)を測定する

4
2回計測し、良い方の記録を採用する

計算方法:2歩幅(cm)÷ 身長(cm)=2ステップ値。この数値をもとに、下肢の筋力・バランス能力・柔軟性などを総合的に評価します。

安全に行うための注意点

バランスを崩しやすいテストのため、周囲に物がなく、滑りにくい床で行いましょう。転倒が心配な方は、壁の近くなど、万が一の時に支えられる場所で行うと安心です。

③ロコモ25(心身の状態に関する質問票)

ロコモ25は、この1ヶ月の体の痛みや日常生活の困りごとについて、25個の質問に答える形式のテストです。立ち上がりテスト・2ステップテストが「体力」を測るのに対し、ロコモ25は「生活の中での困り感」を数値化するという違いがあります。

主に確認される内容
  • 腰・肩・肘・手・股関節・膝・足など、体の痛みの程度
  • 立ち上がり・歩行・階段昇降など、日常の基本動作のしやすさ
  • 着替え・入浴・買い物など、生活動作のしやすさ
  • 外出や人との交流など、社会活動への影響

各質問に5段階(0〜4点)で回答し、合計点(最大100点)でロコモの重症度を評価します。正式な質問項目と点数の目安は、著作権の関係で本記事には転載できませんが、日本整形外科学会の公式サイトから実際に回答することができます。

判定結果の見方|ロコモ度1・2・3とは

3つのテストの結果は、「ロコモ度1」「ロコモ度2」「ロコモ度3」の3段階で総合的に判定されます。数字が大きいほど、移動機能の低下が進んでいることを示します。

ロコモ度の目安
  • ロコモ度1:移動機能の低下が始まっている状態。筋力低下やバランス能力の低下がみられる段階
  • ロコモ度2:移動機能の低下が進行している状態。自立した生活ができる期間(健康寿命)に影響が出始める段階
  • ロコモ度3:移動機能の低下が進行し、社会参加に支障をきたしている状態。特に注意が必要な段階

いずれの段階であっても、諦める必要はありません。ロコモ度1・2の段階で運動療法に取り組むことで、状態の改善が期待できます。ロコモ度3の場合は、自己判断でのケアだけでなく、医療機関への相談も検討しましょう。

テストの結果、注意が必要だった方へ

ロコモ度1・2に該当した方は、今日から対策を始めることで、状態の改善が十分に期待できます。大切なのは、結果に落ち込むことではなく、次の一歩を踏み出すことです。

日本整形外科学会が推奨する「ロコトレ」という運動プログラムを中心に、自宅で取り組める具体的な予防・改善方法については、
ロコモティブシンドロームの予防体操(ロコトレ)完全ガイドで詳しく解説しています。

当院でできること

「テストはやってみたけど、この後どうすればいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。当院では、テスト結果をもとに、より詳しい体の状態を評価することができます。

ADVANCE世田谷鍼灸整骨院では…
  • 筋力・バランス能力・関節の可動域を、より詳しく評価
  • ロコモ度の結果に応じた、無理のない運動プログラムを提案
  • 痛みがある場合は整体・鍼灸でケアしながら、安心して運動に取り組める環境を提供

「テストの数値だけでは、自分が何をすればいいか分からない」という方こそ、専門家による評価を受けることで、次の一歩が明確になります。

よくある質問Q&A

Q
3つのテストは全部やらないといけませんか?

A

より正確に評価するためには、3つとも行うことが推奨されています。

3つのテストはそれぞれ「筋力」「歩行能力」「生活での困り感」という異なる側面を測定するため、1つだけでは全体像を把握しきれないことがあります。

Q
立ち上がりテストで片脚立ちすらできませんでした。大丈夫でしょうか?

A

結果に落ち込む必要はありません。今の状態が分かったことが、対策への第一歩です。

両脚での立ち上がりから始めて、少しずつ筋力をつけていくことで、状態は改善していく可能性があります。不安な場合は、専門家に相談しながら進めましょう。

Q
定期的にテストをやり直した方がいいですか?

A

はい、数ヶ月に一度など、定期的に行うことをおすすめします。

運動療法の効果を確認する目安にもなり、モチベーションの維持にもつながります。

この記事の監修者

横田就馬

横田 就馬

国家資格:柔道整復師
施術者 / パーソナルトレーナー

日本代表アスリートや実業団選手、整形外科医と連携した施術経験を持つ、治療と運動の両面に精通したスペシャリスト。テストの結果を数字で終わらせず、「次に何をすべきか」まで一緒に考えるサポートを大切にしています。

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