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- 腰の症状
2025.08.17
坐骨神経痛、何科を受診?症状別で徹底解説!
「お尻から足にかけての痛みで、何科に行けばいいか分からない…」
「整形外科と整骨院、結局どっちに行くべきなの?」
坐骨神経痛は原因となる疾患がいくつもあり、原因によって適切な受診先や治療の進め方が異なります。
本記事では、オリンピック日本代表の施術も手掛ける国家資格者の視点から、坐骨神経痛の原因の見分け方と、整形外科・整骨院・ペインクリニックそれぞれの役割について徹底解説します。
監修・執筆者
ADVANCE世田谷鍼灸整骨院
代表 横田就馬(柔道整復師)
坐骨神経痛の基本知識
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛は病名ではなく「症状の総称」です。腰やお尻から太もも・ふくらはぎ・足先にかけて伸びる坐骨神経の経路に沿って痛みやしびれが出る状態を指します。
症状の種類と特徴
- 痛み: お尻〜太もも裏〜ふくらはぎに、ズキズキ・電気が走るような痛み
- しびれ: 足先までピリピリ・ジンジンした感覚、感覚が鈍くなることも
- 違和感: 張りやつっぱり、長時間の座位や立位で悪化しやすい
- 片側性: 多くは片側のみに出現。両側のときは注意が必要
原因となる疾患について
坐骨神経痛を引き起こす背景には、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などさまざまな疾患が関係している場合があります。それぞれの特徴や見分け方は、次の「どの科を受診するべきか?」で詳しく解説します。
どの科を受診するべきか?
坐骨神経痛は、原因の特定(診断)と機能の回復(再発予防)の両輪が大切です。まずは整形外科での診断→整骨院での全身バランス調整・運動療法という流れが、改善と再発予防を両立させやすい王道ルートです。
まずは、あなたの症状に近いものをタップして確認してみてください。
次に、それぞれの受診先で何をしてくれるのか見ていきましょう。
整形外科|まず「診断」を受けたい方
整形外科は病態の診断が強みです。レントゲンやMRI等の画像検査で、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・骨の異常などを特定できます。
- 薬物療法:消炎鎮痛薬や湿布、必要に応じてブロック注射
- 保存療法:安静指導・物理療法・(保険適用の範囲での)リハビリ
- 手術:重度の神経圧迫や排尿障害など、限られたケースで検討
整骨院|「再発しない体」を目指したい方
整骨院では自費施術を中心に、痛みの出ている部位だけでなく、骨盤・股関節・体幹・足部まで含めた「全身の使い方」を評価・調整します。保険の枠組みで行われることが多い整形外科リハビリに対し、整骨院では姿勢・歩行・可動性・安定性まで踏み込んだ改善が可能です。
- 全身評価:骨盤の傾き・股関節の可動域・体幹の安定性・足部の崩れをチェック
- 手技・整体:使い過ぎの筋肉を緩め、使えていない部位を活性化
- 運動療法:ヒップヒンジ・体幹安定・股関節外旋/内転の正しい使い方を指導
- セルフケア:家でできるストレッチ・フォーム修正・歩行や姿勢のコツ
患部だけのアプローチで良くならない方や、再発を繰り返す方こそ、整骨院の全身×運動のアプローチが有効です。当院では、整形外科医との連携を踏まえつつ、機能改善と再発予防を重視しています。
ペインクリニック|とにかく痛みを早く抑えたい方
ペインクリニックは痛みの専門。神経ブロックなどで痛みの悪循環を断ち切る選択肢があります。痛みが強く日常生活に支障がある場合、整形外科と併用して検討すると良いでしょう。
- 神経ブロック注射:神経や周囲に薬を投与し痛みを緩和
- 薬物調整:慢性痛に対する薬のコントロール
- 多面的評価:ストレス・睡眠・活動量なども考慮
痛みコントロールと機能回復は両立可能。痛みの軽減(ペイン)+原因動作の修正(整骨院)という役割分担が効果的です。
おすすめの受診フロー
受診前に知っておきたいこと|整形外科・整骨院・整体院の違い

坐骨神経痛で迷いやすいのが「どこに行くべきか」。それぞれの役割の違いを先に押さえておくと、回復までの道筋がスムーズになります。
整形外科
主な役割
医師による診断(画像検査等)/薬・注射/保険リハ
担当者の資格
医師/理学療法士(PT)等
保険適用
保険診療が中心(範囲内でのリハ)
整骨院(柔道整復師/鍼灸師)
主な役割
痛みの背景にある全身バランス・動作のクセを評価し、手技+運動で再発予防
担当者の資格
柔道整復師・鍼灸師などの国家資格
保険適用
自費中心のため全身アプローチと運動療法まで実施しやすい
整体院(民間資格)
主な役割
リラクゼーション、独自手技(医療行為ではない)
担当者の資格
民間資格(法的医療資格ではない)
保険適用
なし
※整形外科のリハビリは主に理学療法士(PT)等が担当します。一方、整骨院は柔道整復師、鍼灸ははり師・きゅう師などの国家資格者が担当し、全身評価と運動療法を組み合わせやすい点が特徴です。
当院代表 横田就馬より
私は整形外科でのリハビリを経験後、当院を開業しました。病院では一日に多くの患者さまを担当するため、患部中心のケアにならざるを得ない場面が少なくありません。しかし坐骨神経痛は、お尻や骨盤、股関節、体幹など全身の使い方が絡み合って再発を繰り返します。「痛みを和らげる」だけでなく「再発しにくい体」を一緒につくっていきましょう。
症状別の受診ガイド
ご自身の状況に近いものをタップして確認してください。
坐骨神経痛の治療法
坐骨神経痛の治療は、① 痛みのコントロールと② 再発を防ぐ体づくりの両輪で進めると効果的です。ここでは「保存療法」「手術が必要なケース」「理学・運動療法」の流れをわかりやすくまとめます。
保存療法と薬物療法の違い
保存療法は、手術以外で痛みを抑えながら自然回復を促す方法の総称です。症状の強さや期間に応じて、次のような対処を組み合わせます。
手術が必要なケースとは?
画像検査で明らかな神経圧迫があり、強い痛みや進行性の筋力低下が続く場合は手術が検討されます。次の赤旗サインがあるときは、速やかに医療機関へ。
理学療法・運動療法(整骨院でのアプローチ)
痛みが落ち着いてきたら、再発を防ぐ体づくりへ。患部だけでなく、骨盤・股関節・体幹など全身の使い方を整えます。
治療の組み合わせとタイミング
痛みのコントロール(薬・注射・物理療法)+悪化動作の回避
手技で過緊張を緩めつつ、股関節・体幹の安定と基本動作の再学習
生活動作・姿勢・歩行の最適化、中臀筋・体幹の継続エクササイズ
坐骨神経痛を解消するセルフケア
① 梨状筋ストレッチ
② ハムストリングスストレッチ
③ サイドレッグレイズ
④ ドローイン(腹式呼吸エクササイズ)
セルフケアを続けても改善が乏しい場合や、不安がある場合は専門家の評価が有効です。当院では神経の走行・骨盤アライメント・股関節機能まで含めた全身評価と、症状に合わせた施術・運動指導を行っています。
この記事の監修者
横田 就馬
国家資格:柔道整復師
施術者 / パーソナルトレーナー
日本代表アスリートや実業団選手、整形外科医と連携した施術経験を持つ、治療と運動の両面に精通したスペシャリスト。整形外科でのリハビリ経験を活かし、「痛みを和らげる」だけでなく「再発しにくい体づくり」を大切にしています。