坐骨神経痛に効果的なお尻の筋トレ方法完全ガイド

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2025.03.18

坐骨神経痛に効果的なお尻の筋トレ方法完全ガイド

坐骨神経痛とは?主な原因と症状を解説

坐骨神経痛は、腰から足にかけての神経が圧迫されることで痛みやしびれが生じる症状です。日常生活に支障をきたすことも多く、適切なトレーニングやケアが重要になります。ここでは、坐骨神経痛の主な原因や症状、腰痛との違い、診断方法について詳しく解説します。

坐骨神経痛の原因となる体の仕組み

坐骨神経は腰椎から骨盤を通り、太ももの後ろを走る人体で最も大きな神経です。この神経が何らかの原因で圧迫されると、痛みやしびれが発生します。

主な原因

  • 椎間板ヘルニア:腰のクッションとなる椎間板が変性し、神経を圧迫する
  • 梨状筋症候群:お尻の筋肉(梨状筋)が硬くなり、坐骨神経を刺激する
  • 脊柱管狭窄症:加齢や姿勢の悪さにより、脊柱管が狭くなり神経を圧迫する
  • 筋力不足:体幹やお尻の筋肉が弱いと、腰や骨盤が不安定になり神経に負担がかかる

神経痛の症状特徴と腰痛との違い

坐骨神経痛と腰痛は似た症状が多いですが、痛みの出方や範囲が異なります。

坐骨神経痛の特徴
  • お尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが広がる
  • 片側だけに症状が現れることが多い
  • 長時間座っていると悪化しやすい
  • 歩行時や階段の昇り降りで痛みが強くなる
腰痛との違い
  • 腰痛は主に腰周辺に限定された痛み
  • 坐骨神経痛は、腰から足にかけて痛みが広がる
  • 腰痛は筋肉疲労が原因の場合が多く、神経が関与しないことが多い

 

病気の診断方法や医師への相談ポイント
坐骨神経痛の症状が続く場合、専門医の診断を受けることが大切です。自己判断で間違った対策をすると、悪化する可能性があります。

診断方法
  • 問診:痛みの部位や生活習慣を確認
  • 徒手検査(SLRテストなど):脚を持ち上げた際の痛みの有無をチェック
  • MRI・CTスキャン:神経の圧迫状況を詳しく分析
医師に相談するポイント
  • 痛みがどの範囲に広がっているかを明確に伝える
  • いつから症状が出始めたのかを説明する
  • どの動作で痛みが強くなるのかを確認する

坐骨神経痛は、腰から足にかけての神経が圧迫されることで発生する症状であり、椎間板ヘルニアや梨状筋症候群などが主な原因となります。腰痛とは異なり、神経の影響を受けるため、適切な対処が必要です。症状が長引く場合は、医師の診断を受け、適切なトレーニングや治療を行いましょう。

次の章では、坐骨神経痛に筋トレが有効なのかについて詳しく解説します!

坐骨神経痛に筋トレは有効なのか?

坐骨神経痛の改善には、適度な筋トレが効果的とされています。しかし、すべてのケースに当てはまるわけではなく、症状の程度や原因を正しく見極めることが重要です。ここでは、筋トレを始める際のポイントや注意点、避けるべき運動について解説します。

筋トレを始めてもいい場合のチェックポイント

坐骨神経痛があるからといって、必ずしも運動を避ける必要はありません。むしろ、適切な筋トレを行うことで、神経への圧迫を軽減し、痛みの改善につながることがあります。以下のポイントを確認し、筋トレを始めても問題ないかチェックしましょう。

筋トレを行ってもよい場合
  • 痛みが慢性的であり、急性の強い痛みがない
  • 軽いストレッチや運動で症状が改善する傾向がある
  • 医師や専門家から運動を推奨されている
筋トレを控えた方がよい場合
  • 痛みが急激に悪化している
  • 歩くのが困難なほどのしびれや痛みがある
  • 安静時でも強い痛みが続いている

症状が重い場合は、無理をせず医師や専門家に相談することが大切です。

筋トレしすぎのリスクと注意点

坐骨神経痛の改善を目指して筋トレを行う際、無理なトレーニングは逆効果になることがあります。過度な負荷をかけることで、逆に神経が圧迫され、痛みが悪化することも。

筋トレ時の注意点
  • 負荷の軽い運動から始める(最初はストレッチや体幹トレーニングを中心に)
  • 痛みを感じたらすぐに中止する
  • 正しいフォームを意識し、無理な動作を避ける
  • トレーニング後のケア(ストレッチ)を忘れない

「筋トレ=負荷をかけること」ではなく、適度な刺激で神経の圧迫を軽減することが目的です。

患者が避けるべきやってはいけないこと

坐骨神経痛のある人が避けるべき動作や運動を知っておくことで、症状の悪化を防ぐことができます。

やってはいけない動作・運動
  • 深い前屈運動(ハムストリングが過度に引き伸ばされる動作)
  • 高重量のトレーニング(腰に強い負担がかかる)
  • 過度なジャンプ運動(衝撃が腰や神経に負担をかける)
  • 長時間の座位姿勢(デスクワーク時はこまめに立ち上がる)

また、痛みが強い場合はストレッチですら逆効果になることがあるため、慎重に行う必要があります。

坐骨神経痛の改善に筋トレは有効ですが、症状の程度を見極めながら慎重に行うことが大切です。適切な負荷で運動を行い、無理をせず、痛みがある場合は中止しましょう。

次の章では、坐骨神経痛の改善に効果的なお尻の筋トレ方法について詳しく解説します!

坐骨神経痛の改善に効果的なお尻の筋トレ

坐骨神経痛の改善には、お尻や股関節周りの筋肉を鍛えることが重要です。特に、お尻の筋肉である梨状筋・大殿筋・中殿筋を強化することで、坐骨神経への圧迫を軽減し、痛みの改善につながります。

ここでは、坐骨神経痛の緩和に役立つ筋トレ方法を紹介します。

梨状筋を鍛える簡単な体操の紹介

梨状筋は、お尻の深部に位置する筋肉で、坐骨神経と密接な関係があります。梨状筋が硬くなると、坐骨神経を圧迫しやすくなるため、ストレッチや筋力トレーニングが有効です。

梨状筋ストレッチ(座位ver.)
 座った状態で、片方の足首を反対側の太ももの上に乗せる
上げた膝を手で押さえながら、胸を足に近づける。
20〜30秒キープ(左右交互に)

梨状筋ストレッチ

梨状筋を鍛えるヒップリフト
仰向けになり、膝を立てて足を肩幅に開く
お尻をゆっくり持ち上げ、肩・腰・膝が一直線になるようにする
3秒キープし、ゆっくり下ろす(10回×2セット)

大臀筋トレーニング

股関節を柔軟にするおすすめの運動

坐骨神経痛の方は、股関節の可動域を広げることで、腰や神経への負担を軽減できます。

開脚ストレッチ
両足を大きく開き、ゆっくりと前屈する
つま先を外側に向け、股関節を意識する
30秒キープ(無理のない範囲で行う)

ワイドスクワット(股関節とお尻の筋肉を強化)
足を肩幅より広めに開く
ゆっくりと腰を落とし、膝がつま先と同じ向きになるようにする
立ち上がる際にお尻を締めるように意識(10回×2セット)

スクワット

腸腰筋を強化するトレーニング方法

腸腰筋は、腰から太ももにつながる重要なインナーマッスルで、股関節の動きや腰の安定性に関わります。腸腰筋を鍛えることで、坐骨神経への負担を軽減し、正しい姿勢を保つことができます。

ニーアップ(もも上げ)
直立した状態で、片膝を90度の角度まで上げる
3秒キープし、ゆっくり下ろす
左右10回×2セット

ランジ(腸腰筋とお尻を同時に強化)
片足を前に踏み出し、膝を90度に曲げる
3秒キープし、元の姿勢に戻る
左右10回×2セット

ランジトレーニング

坐骨神経痛を改善するためには、梨状筋・股関節・腸腰筋の3つを鍛えることが大切です。無理のない範囲でトレーニングを行い、ストレッチと組み合わせながら、神経の圧迫を軽減することを目指しましょう!

ジムで行う坐骨神経痛に優しい筋トレ

ジムでのトレーニングは、坐骨神経痛の改善に役立つ筋力強化や姿勢改善をサポートします。しかし、誤った方法で筋トレを行うと、逆に痛みを悪化させることも。ここでは、坐骨神経痛患者に適したジムのメニュー、注意点、トレーナーと医師の連携の重要性について詳しく解説します。

坐骨神経痛患者に推奨されるジムのメニュー

坐骨神経痛の方がジムで行うべきトレーニングは、神経への負担を減らしながら、腰や股関節の安定性を高めるメニューが中心になります。

おすすめのトレーニングメニュー

1. レッグプレス(軽負荷)

  • 目的:下半身の筋力を鍛え、腰への負担を軽減
  • やり方:軽めの負荷で、膝が90度を超えないようにする
  • 注意点:腰を反らせすぎないようにフォームを意識

2. ヒップアブダクション(中殿筋強化)

  • 目的:股関節の安定性を高め、坐骨神経の圧迫を軽減
  • やり方:マシンで足を外側に開く運動を行う
  • 注意点:勢いをつけず、ゆっくりとコントロールして動かす

3. プランク(体幹強化)

  • 目的:腰椎を安定させ、正しい姿勢を保つ
  • やり方:前腕とつま先で体を支え、背中が一直線になるようにキープ(30秒×3セット)
  • 注意点:腰が落ちないように意識する

4. ラットプルダウン(広背筋強化)

  • 目的:背中の筋肉を鍛えて、腰の負担を軽減
  • やり方:バーを胸の上部に引き寄せるように動作を行う
  • 注意点:反動をつけず、ゆっくりと引く

これらのトレーニングを軽い負荷から始め、正しいフォームを意識することが大切です。

ジムで注意するべき問題と対策

ジムでのトレーニングは効果的ですが、誤ったやり方をすると神経の圧迫が悪化するリスクがあります。以下の点に注意しながら、安全にトレーニングを行いましょう。

注意すべきポイント
過度な負荷をかけない → 最初は軽めの負荷で行い、徐々に調整する
痛みが出たら無理をしない → 少しでも痛みを感じたらすぐに中止
腰に負担がかかる種目を避ける → 高重量のデッドリフトやスクワットは控える

対策方法
ウォームアップを徹底する → 軽いストレッチや有酸素運動で体を温める
マシンを活用する → マシンを使うことで、無理な動作を防ぐ
トレーナーの指導を受ける → 可能であれば、フォームをチェックしてもらう

ジムでのトレーニングは、正しく行うことで坐骨神経痛の予防や改善に役立ちます。

トレーナーと医師の連携で無理のない実践

坐骨神経痛を抱えている方がジムでトレーニングを行う場合、トレーナーと医師の連携が重要です。医師の診断を受け、適切な運動プログラムを組むことで、安全にトレーニングを継続することが可能になります。

トレーナーと医師の連携のポイント

  • 医師にトレーニングの許可をもらう
  • トレーナーに症状を事前に伝え、適切なメニューを提案してもらう
  • 無理な動作を避けるため、定期的にフォームをチェックしてもらう

🔹 医療機関との連携

  • 鍼灸院などでのケアを取り入れることで、筋肉の硬直を緩和
  • トレーニング後の体の状態を定期的に確認する

ジムでの筋トレは、坐骨神経痛の改善に有効ですが、正しいメニュー選びと適切な負荷設定が重要です。無理をせず、トレーナーや医師と連携しながら、安全にトレーニングを行うことが成功のカギとなります。

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先程も述べたように坐骨神経痛の方がトレーニングを行うには適切なフォームと適切なケアが大事と述べましたが、様々な場所に通うのは坐骨神経痛で悩んでいる方にはとても大変になります。

当院ではオリンピック選手も利用する鍼灸整骨院として、筋トレも整体も鍼灸も全て行うことが可能です。

坐骨神経痛でお悩みの方はぜひこちらの記事も合わせてお読みになって、当店へお問い合わせお待ちしております。

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